ウィレット蒸留所は、「オールドバーズタウン」や「ジョニードラム」などアメリカ国内だけでなく、日本人にも馴染みが深い銘柄を世に送り出してきた、ケンタッキーが誇る蒸留所の一つです。
ウィレットファミリーは1600年代開拓者としてアメリカに移住します。当初は、コニャックのノウハウを活かして蒸留し、1900年に入りバーズタウンでウィレット蒸留所を建設しました。1936年には48,623樽の在庫を所有するまでになりますが、その後1980年初頭の環境問題の対策により今後の蒸留を断念。その後は”ケンタッキーバーボンディスティラーズ”として、残りの原酒と他社からの供給により瓶詰・販売を行なっており、ノアーズミルやローワンズクリークなど、バーボン通にも評価が高い人気銘柄を生み出しています。
そんなウィレット蒸留所は、2012年1月に約40年ぶりに再稼動し、復活をとげた今後より一層注目の蒸留所なのです。
こちらの「ウィレット ファミリーエステート」は、信濃屋向けシングルバレルバーボンで、蒸留再開後のウィレット蒸留所原酒で6年熟成、ストレートバーボン、 バレルプルーフとまさに垂涎の一品です。
バニラ・キャラメルの濃厚なバーボンフレーバーから、コニャックを思わせるようなブドウにはじまり柑橘系フルーツに変化する複雑さ、甘さと一緒に少しスパイシーな余韻が長く続く、どっしりと腰を据えて味わえるケンタッキーストレートバーボンです。
是非、お楽しみください。