フランス、アルマニャック地方のバ・アルマニャックとテナレーゼ地区にある特徴的な土壌で作られたアルマニャックのネゴシアンであるジェラス家。
ファミリーの歴史は1246年にまで遡ることができ、1865年に現在の会社が設立されました。2015年には創業150周年を迎えた老舗の名門ブランドです。
アルマニャックはガスコーニュの地に根を張り、現在に至るまで同族経営を継承しながら、ガスコーニュ・スピリッツを持ち続けることに誇りとこだわりを持ち、そのストックリストには1875年ヴィンテージの原酒も刻まれている古酒のスペシャリストです。
ドメーヌ・ド・ラサール1973は、フィロキセラ禍で絶滅揃となった「フォルブランシュ」種と、時代の流れに揉まれ今ではもう幻とされる「バコ」種の2種類のブドウが使われています。
生産名はアルマニャック地方サンジュスタン村の伝説の作り手と言われているアンドレ・コスト氏で、1973年ヴィンテージの42年熟成と長期熟成されています。しかし、彼はもうすでに引退しており、現存する原価が全て無くなればもう二度と飲めなくなる、まさに歴史的な遺物とも言える幻の古酒となっています。その芳香は力強いランシオ香からドライイチジクやプルーン、状態の良い葉巻のようなニュアンスも感じられます。
人生で一度は飲んでおきたい、大変貴重なアルマニャックです。ぜひご堪能ください。