大阪は北新地のシガーバー「スーペルノーバ」。最優秀賞受賞Barで熟成シガーとキューバのラム酒やカクテルで優雅なひとときを。

シガー人気ランキング 2016年7月〜12月

2016年度下半期7月から12月

シガー人気ランキング

2016年度、下半期7月から12月までのシガー(葉巻)の人気ランキング統計をお届けします。
従来のたばことは違い、煙の出ない電子たばこiQOSの爆発的人気や、昨今の世界的な禁煙ブームにより禁煙のバーやカフェが増え、哀しいかな葉巻を愉しむ場所が少なくなってきました。
しかしながら昔の名作映画はもちろん、日本ドラマ、アーティストのミュージックビデオでも葉巻を燻らすシーンを目にする機会が増えてきています。
映画史に残る名作「ゴッド ファーザー」や、続編が待ち遠しい人気ドラマ「半沢直樹」でも葉巻を燻らすシーンが登場します。
また現在、中高生を中心に圧倒的な人気と支持を得る、ダンス&ボーカルユニット“三代目 j soul brothers” のミュージックビデオでは、パフォーマーが小道具として葉巻を手にしている姿や、自身のインスタグラムで豪快に葉巻をくわえている写真をアップしていた、人気モデルの道端ジェシカさんはとても印象的でした。

昨年、アメリカ合衆国第44代オバマ元大統領は現職当時、88年ぶりにキューバへの歴史的訪問を果たしました。(同年9月には日本の安倍総理大臣もキューバを訪問)
そして、世界で最も長く君臨した政治指導者の1人で、現在のキューバを創り上げた革命家でもある、フィデル・カストロ前国家評議会議長が死去と、世界的なニュースでキューバの歴史も大きく動いた年でもありました。

そんな変わりつつある現在のキューバを伝えるべく、日本ではキューバの特集番組もいくつか放送されています。
俳優の向井理さんがナビゲーターを務めた、ドキュメンタリー番組「キューバが愛した日本人〜向井理、最後の楽園へ〜(日本テレビ)」や、シンガーソングライターの久保田利伸さんがナビゲーターとして、キューバの音楽・歴史・文化・国民の生活を伝えた「クリスマススペシャル 久保田利伸 キューバ音楽紀行(BS日本)」など、以前にくらべ、キューバの文化を知る機会や葉巻を目にする機会が増え、葉巻やキューバに興味を持たれるお客様も多くなってきています。こうした影響力のある方々の発信で、今まで遠く感じていた葉巻の世界も、少しずつ身近なものになりつつあるのではないでしょうか?

「コイーバ」は世界的にも知名度が高く、当店でも1番人気の葉巻ブランドですが、最近品薄傾向にあります。愛煙家の中での噂ですが、キューバとアメリカの国交回復によりアメリカへの輸出開始に向けて、キューバが流通を操作しているのでは?と。真意はわかりませんが…。
そこで今回は、上位のブランドに注目するのではなく、当店の人気ランキングで、中々上位には登場しませんが満を持してお勧めできる、棒グラフ下位の3ブランドに注目してみます。

サンルイレイ

キューバの最高級タバコ葉農園の葉から作られる “サンルイレイ”

直訳すると“サンルイの王”。
葉巻の箱にも描かれ、ブランド名の由来でもある『サンルイ農園』はキューバを代表する農園の一つで、最高級タバコ葉の産地であるブエルタ・アバホ地方(キューバの西部)の中で、最も品質の高いタバコ葉が生産されていることで有名です。
他の多くのプレミアムシガー(コイーバやモンテクリスト等)にも使われ、もちろん『サンルイレイ』にもこのタバコ葉が使用されており、ブランド名の持つ意味に相応しい葉巻です。

近年のハバノスでは、時代の流れで小さく手頃なサイズが人気なため、需要が少ないヴィトラ(サイズ)整理が頻繁に行われています。
サンルイレイも例に漏れず、2010年には3つのヴィトラが製造中止となりました。
現在は当店でも取り扱いがある、レジオス・セリエAの2種類と、取り扱いのないダブルコロナのみしか製造されていません。
最近は短時間で楽しめる手頃なサイズのシガーが好まれる傾向にある為、サンルイレイの中で一番小さいサイズのレジオスでも喫煙時間は50分前後と、少し手を伸ばしにくいブランドといえるのかもしれません。
しかしながら、比較的マイルドでスパイスやハーブなどの複雑味のある味わいと香りに、虜となるスモーカーも少なくはありません。
グローバルブランド (コイーバやパルタガス、モンテクリスト等)を一通り楽しまれた愛煙家の方にはぜひ一度、手に取っていただきたい葉巻ブランドの一つです。
この1本でキューバシガーの魅力と奥深さを感じていただけることでしょう。

エル レイ デル ムンド

世界の王を意味する“レイデルムンド”

The king of The world(ザ キング オブ ザ ワールド)

なんとも壮大でゴージャスなネーミングです。
その壮大な豪華さはシガーボックスにも現れています。シガーボックスのふたに描かれている、王が手綱を握る5頭の動物は当時の5大陸を象徴しています。
「馬はヨーロッパ」「象はアジア」「ラクダはアフリカ」「犬はアメリカ」「羊はオセアニア(オーストラリア大陸)」この絵柄は、ブランドのトレードマークでもあります。
因みに一般的に知られている現在の5大陸は「アメリカ・南極・アフリカ・オーストラリア・ユーラシア(ヨーロッパとアジアを合わせた大陸)」です。

このブランドは19世紀から20世紀に最も人気を博し、上質で高価な葉巻として評価されていました。しかし時代の流れにつれ、世界的にコイーバやパルタガスなどの強い味わいの葉巻を好む人々が増え、一時の人気も落ち着いてきました。
上品かつ繊細で安定感のあるショワスプリーム(当店で取り扱いあり)やデミタスは、現在でも有名な銘柄として存在し、葉巻愛好家の中では今も人気葉巻ブランドの一つです。また、そのライトで優しい味わいは、葉巻初心者の方でも安心して吸える葉巻です。

食後の一服として料理と合わせるなら、脂身の少ないヘレやローストビーフ等のあっさりとしたお肉料理の後に、熟成の若いポートワインや少しスパイシーなラム酒(デパスXO、クレマン10年など)と一緒に愉しまれてみてはいかがでしょうか?

パンチ

過激な言動で知られる英国のキャラクターから名付けられたブランド“パンチ”

ライトからミディアムボディーまで、豊富な味わいが愉しめる葉巻ブランドです。
このブランドは、現存するキューバ葉巻ブランドの中でも歴史が古く、1840年にイギリス市場向けに造られました。
最高のプレゼンテーションと品質の良さで、瞬く間に英国愛煙家のなかで、人気葉巻ブランドとなり、世界の愛煙家に知れ渡る事となります。
イギリスでの大流行により、キューバ葉巻好きで知られる英国の政治家、サー・ウィンストン・チャーチルもハバナに訪れた際、このパンチが造られている工場を訪問しています。
のちに、このブランドの銘柄に彼の名前が付いたのは、愛煙家の中では有名なお話です。

豊富な種類があるパンチですが、当店で取り扱いがあるのは『パンチパンチ』のみ。
大きさは、長さがコロナと同じですが、一回り太いコロナゴルダ(143×18.26㎜)というサイズです。
コロナゴルダの中では飛びぬけて人気のこのシガーは、強そうなネーミングでフルボディーに分類される葉巻ですが、口の中にゆっくりと広がるウッディなアロマ、ローストしたナッツの様にほのかに香ばしく優しい味わいです。着火後半では、その優しさがうって変り濃厚で、湿った土の様な香りを放ちながらパンチのある味に変化します。
その舌の上にまとわりつく魅惑的な余韻に、多くの愛煙家が好んで愉しむ葉巻です。
信頼の置けるとても印象的な1本といえます。

シガーバー スーペルノーバ 2016年上半期調査
対象:2016年7月から12月 北新地店淀屋橋店 お客様ご注文・シガー約80種
<本調査に関するお問合せ先>
シガーバー スーペルノーバ北新地店 TEL:06-6346-3377

当バーでは、常時、約80種以上のシガーをご用意しております。
ソムリエのように好みを伺いし、あなたに合うシガーをご用意いたします。お気軽にスタッフまで。

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