ロイヤル センテナリオ 30年 エディションリミターダ
コスタリカ唯一のプレミアムラム、『ロイヤル センテナリオ』は首都サンホセにて、センテナリオインテルナシオナル社が手掛けているラム酒です。
古くからこのラム酒を飲まれている方は、『ロン センテナリオ』という名前の方がしっくり来るのではないでしょうか?
これは、日本への輸入の際、商標の関係で『ロン センテナリオ』という名前が使えなかったため、日本でのみ『ロイヤル センテナリオ』という名前に変更されたという経緯があってのことです。 そのため、海外では『ロン センテナリオ』という名前で流通していますが、日本では『ロイヤル センテナリオ』が正式名称になります。
このラムの最大の特徴はリリースされているすべてのボトルが、スコッチウイスキーを熟成させていた樽を使って熟成していることです。
その背景にはかつて1980年頃に、当時世界最大とも言える酒造メーカーだったシーグラム社の委託を受けて、スコッチウイスキーのボトリングを代理で行っていた歴史があります。
そのためセンテナリオ社はスコッチウイスキーの樽を大量に保有しており、それを活かして唯一無二のラム酒を造るようになりました。
リリースされているボトルの中でも最上級に位置するのが『ロイヤル センテナリオ 30年 エディションリミターダ』、1981年のセンテナリオ社初樽詰から30周年を記念して2011年より製造されている限定品です。
ソレラシステムで熟成された8〜30年の酒齢の原酒で構成され、樽はハイランド、ローランド、スペイサイドのスコッチ樽をほぼ均等に使用しています。
華やかで甘く口当たりは柔らかいですが、ウイスキー樽熟成由来なのかどこかお香のようなニュアンスも少し顔を覗かせてきます。
コスタリカが世界に誇るプレミアムラムを、ぜひお楽しみください。