プランテーションラム フィジー 2009(PLANTATION FIJI 2009)
フランスのコニャックメーカーであるメゾン・フェラン社が手掛けるプランテーションラム、カリブのバルバドスのラムを取り扱うことが多い同社ですが、他にも世界各地のラム酒をフランスに運び、コニャック樽でダブルエイジング、ウイスキーで言うところの追熟を施すといったような試みをしています。
フィジー共和国は南太平洋にある島国で、ニュージーランドの北に浮かぶ大小300以上もの島によって構成されており、総面積でいうと日本の四国とほぼ同じくらいの広さです。
かつてはイギリスの植民地だったこともありますが、現在は共和国として独立しており、その海の美しさからリゾート地として大変人気で、世界一幸せな国との呼び声も高いです。
リゾートだけでなく、マイナーながらラム酒の生産も盛んな国ですが、オフィシャルボトルの日本への輸入が無く、日本国内での知名度はそれほど高くありません。
フィジー共和国で作られ、7年以上バーボン樽で熟成された後、フランスのセラーに運ばれてフェラン社が持つコニャック樽で2年以上の追熟が施されたのがこちらの「プランテーションラム フィジー2009」、2009年蒸留の合計9年熟成のものとなっています。
洋梨やバナナの甘み、コニャック樽由来なのか木のニュアンスやスパイス感もしっかり感じ取れるかと思います。
余談ですが、プランテーションラムは歴史的な出来事に配慮し、2024年からプラントレイラムへと改名しています。
これから先は「プランテーション」と名のついたボトルはオールドボトルとして扱われていくことになると思われます。
ぜひ一度お試しください。