このエリアでの樽熟成は、南国の暑い気候ならではの特徴で、エンジェルシェア(熟成中に蒸発するアルコール)が非常に多く、その分 スコッチウイスキーなどと比べて 3倍ものスピードで熟成が進むといわれています。
39年という長期熟成に耐える事のできる樽は少なく、それだけに希少価値ともいえます。力強い原酒だからこそ成しえる逸品であり、その味わいはとても上品で、長い年月を樽の中で過ごした原酒からは複雑なアロマがはなたれます。
今回のビンテージ品は1972年1月に蒸留され、最終的に2011年に瓶詰された貴重なストックです。すでに蒸留所は閉鎖されているため、残されたストックのみの、まさに「幻のラム」と呼べる貴重な品でしょう。