サマローリは、スコットランド以外では初のインディペンデントボトラー(独立瓶詰業者)で、1968年にイタリアに創業しました。
クオリティの高いストックから多くの伝説的なボトルを排出しており、更に存在感のあるラベルデザインが毎回注目を集め、多くのファンを魅了しています。
こちらは、東京・信濃屋のプライベートボトリングで、サマローリからは初めてで276本のみ限定リリースされました。
アイラモルト原酒で、蒸留所名は非公開のティースプーンモルトではありますが、情報などから99%ラフロイグに他の蒸留所のモルトを少しだけ加えたティースプーンモルトだと思われます。
世界でも一般的なティースプーンモルトですが、なぜ、わざわざ他の蒸留所の原酒を少しだけ加えて蒸留所名を非公開にしているかということが気になりませんか。
これには色んな説がありますが、人気の高い蒸留所はボトラーズウイスキーを制限していたり、ボトラーズへは原酒を供給していないという蒸留所もあります。その為蒸留所名を公開して販売することができず、少しでも他のモルトウイスキーを混ぜることで、シングルモルトウイスキーではなくヴァッテドモルトとして蒸留所名非公開でリリースする。それを、蒸留所側も暗黙のルールとして容認している。という説が有力です。
オフィシャルスタンダードの10年と同等の熟成期間でオフィシャルと同じアルコール度数の43度。にもかかわらず、違いは明白。
ラベルデザインにも採用されているキャッチコピーは『アイラの海を照らす月明かり』。
10年熟成とは思えないほどエレガントで上品。キャッチコピーが味わいにも見事に踏襲されています。月明かりのように穏やかな暖かさ、それでいていつも安心できる存在感。ぜひお愉しみください。