2017年度上半期1月から6月

2017年度、上半期1月から6月までのシガー(葉巻)の人気ランキング統計をお届けします。
従来のたばことは違い、煙の出ない電子たばこiQOSの爆発的人気や、昨今の世界的な禁煙ブームにより、禁煙のバーやカフェが増え、哀しいかな葉巻を愉しむ場所が少なくなってきました。禁煙はブームにとどまらず、厚労省は自民党と受動喫煙禁止法の協議を続け、2019年のラグビー・ワールドカップ(W杯)日本大会と、2020年東京五輪・パラリンピックに向け、秋の臨時国会で法案の成立を目指しています。
葉巻愛好家として知られる麻生太郎副総理兼財務相は「たばこが吸えないシガーバーには行かないようにしたい」と発言したことは、葉巻愛好家の方々には共感できるのではないでしょうか。
日本国内ではこうした法整備が進み、ますます葉巻を愉しむ場所が無くなっていくことは、愛煙家の皆様にとって、心中穏やかではいられないことだと思います。
一方、葉巻大国のキューバでは新たな動きがありました。
オバマ前政権によって米国とキューバの国交が回復した事は世界的なニュースとなり、ご存知の方も多いと思います。しかし、トランプ米大統領は先日、オバマ前政権が緩和した対キューバ経済制裁を再強化(渡航制限を厳格化するほか、キューバ軍関連企業との取引を規制)する方針を発表しました。2015年7月に実現した約半世紀ぶりの国交回復は維持しつつ、キューバの軍部とつながりがある企業との取引禁止や、米国人のキューバへの渡航規制の厳格化などの措置が検討されています。現在も完全に国交が回復したとは言い難い状況ですが、両国とも国交正常化に向けて進んでいることは事実です。
そんな変わりつつある現在のキューバを伝えるべく、日本ではキューバの特集番組が放送されています。
昨年は、俳優の向井理さんがナビゲーターを務めたドキュメンタリー番組「キューバが愛した日本人〜向井理、最後の楽園へ〜(日本テレビ)」や、シンガーソングライターの久保田利伸さんがナビゲーターとして、キューバの音楽・歴史・文化・国民の生活を伝えた「クリスマススペシャル
久保田利伸 キューバ音楽紀行(BS日本)が放送され、大きな反響がありました。
また、先日発売された、お笑いコンビ
オードリー若林正恭さん著書のキューバ旅行記エッセイ「表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」では、たった5日間の弾丸旅行で、体験し感じたことが書かれ、若林さんが豪快に葉巻をくわえる写真も掲載されています。
こうした影響力のある方々の発信で、キューバの文化を知る機会や葉巻を目にする機会が増え、葉巻やキューバに興味を持たれるお客様も多くなってきています。今まで遠く感じていたキューバや葉巻の世界も、少しずつ身近なものになりつつあるのではないでしょうか。
当店でも、葉巻やキューバに興味を持たれているお客様が多数いらっしゃいます。数年前から続けているこの葉巻人気ランキングも非常に好評です。
今回の棒グラフから新しく登場した「ヴェゲロス」
ヴェゲロスとは、スペイン語で農家という意味で、1996年に誕生した葉巻ブランドです。しかし、わずか16年という短い期間で、リリース全ての葉巻が製造中止(2012年)になってしまいました。ところがその2年後、現代風なデザインになり2014年に再び3種類のヴィトラで戻ってきました。葉巻ファンの間では大きなニュースでした。 今回は、近年品薄・終売・新しいヴィトラの発売がちらほらある1位コイーバ・2位モンテクリスト・3位のトリニダッドに注目してみたいと思います。第1位 コイーバ

第2位 モンテクリスト

第3位 トリニダッド

シガーバー スーペルノーバ 2017年上半期
調査
対象:2017年1月から6月 北新地店・淀屋橋店 お客様ご注文・シガー約80種
<本調査に関するお問合せ先>
シガーバー スーペルノーバ北新地店 TEL:06-6346-3377
当バーでは、常時、約80種以上のシガーをご用意しております。 ソムリエのように好みを伺いし、あなたに合うシガーをご用意いたします。お気軽にスタッフまで。