大阪は北新地のシガーバー「スーペルノーバ」。最優秀賞受賞Barで熟成シガーとキューバのラム酒やカクテルで優雅なひとときを。

あまおう

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「あまおう」は甘いいちごの王様で「あまおう」と思われがちですが特徴として、【あかい】【まるい】【おおきい】【うまい】の四拍子揃ったいちごでそれぞれの頭文字を合わせて、「あまおう」と名付けられています。もともとは、福岡県内での公募によって命名され、「甘いいちごの王様になれるように」という願いも込められています。

実はこの「あまおう」という名前は商標名であり、品種名ではありません。品種名は「福岡S6号」といい、「久留米53号」と「92-46」の交配で生まれた「とよのか」や「さちのか」、「女峰」の種を系統にもつ苺のサラブレッドです。それまで、福岡の主力品種だった「とよのか」には、着色の質が安定しないなどの欠点があり、より高品質ないちごを目指して「あまおう」は開発されました。

「あまおう」の産地は福岡県で、福岡県でのみ栽培や販売ができ、「あまおう」のいちご狩りも福岡県でしかできません。また、「あまおう」は福岡県がJAふくれんに苗の生産許可を出しており、苗もJA及びふくれんからのみ購入できます。

このように「あまおう」は徹底した栽培管理がされており、福岡県のブランド力の向上、品質の低下を防ぐことで、「あまおう」を守っているのです。

また「あまおう」は12月頃から5月頃まで出回ります。本来、冬は旬ではないいちごですが、大型暖房機やビニールハウスなどの春のような環境を作る促成栽培が普及したことで、冬にもいちごを収穫できるようになりました。春が旬のいちごをわざわざ人工的な環境に頼ってまで生産する理由は、12月にクリスマスケーキ用にいちごの需要が爆発的に増えるからです。そのため現在では、冬から初夏まで長い期間おいしいいちごを食べることができます。市場に出回る時期から、いちごの旬を冬だと思っている方も多いのではないでしょうか。いちご本来の旬は3月から4月で、出荷のピークもこのあたりの時期となり「あまおう」も同様です。

他の品種と比べて、糖度の高さはそこまで高くはありませんが、絶妙に酸味とのバランスが良く、香り高い濃厚な味わいを楽しむことができます。カクテルとの相性も抜群です。

これから旬を迎える“あまおう”のカクテル、ぜひご賞味ください。

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