グラスホッパーはクレーム・ド・カカオ、クレーム・ド・ミント、生クリームで作られる甘口のショートカクテルです。
このカクテルの誕生には諸説ありますが、アメリカのニューオーリンズにある「Tujave’s Restanrant」が発祥の地と言われています。
「Tujave’s Restanrant」はフランスのボルドー出身の移民であるギヨーム氏とマリー・トゥジャグ氏によって1856年に創業されました。その後1912年、創業者のギヨーム氏が亡くなり、バーテンダーであるフィリップ・ギシュ氏が店舗の権利を買い取りました。このフィリップ氏が1918年のニューヨークで開かれたカクテルコンペティションに出品し、2位を獲得したのが「グラスホッパー」でした。
グラスホッパーの味わいは、一言で言うと“チョコミント”ですが、当時のアメリカでは、この味わいがかなり革新的なものでした。現代でも人気を博しているチョコミント味の起源もこのグラスホッパーだと言われています。
また、考案された当時のレシピや作り方も今とは少し違っていたそうです。発祥の地である「Tujave’s Restanrant」では、シェイクしてグラスに注いだ後に、上にブランデーをフロートすることもあるそうです。
甘口ながらもミントが爽やかなグラスホッパーは食後酒にぴったりです。
最後の締めにぜひ、お楽しみください。