四大ボトラーの内の一つであるシグナトリーヴィンテージ社は、1988年にエジンバラでサイミントン兄弟により設立されたインディペンデントボトラーです。
2002年には、スコットランドでは一番小さい蒸留所として知られる『エドラダワー』のオーナーとなりました。2007年11月以来、ボトリングはエジンバラを引き払い、全てエドラダワー蒸留所で行われています。
入手できる限りの蒸留所のシングルモルトをボトリングしており、ほぼすべてのボトルがシングルカスクで、他の樽とは基本的にヴァッティングしないのも特徴の一つです。シグナトリーの「カスクストレングス・コレクション」は、その名の通り、シングルカスク物のカスクストレングスで、ラベルにカスクNoや蒸留、瓶詰時期、カスクタイプ等のデータが記載されています。
1826年創業の最も古い蒸溜所の1つであるプルトニー蒸溜所は、スコットランド本土の北部、北海に面した漁港の町ウィックにあり、「海のモルト」の故郷として愛されています。ウィックはヨーロッパでも有数の豊かな港で、まだ道が整備されていない頃は、 樽の供給やウイスキーの出荷を港から行っていました。
ボトラーからのリリースも少ないながら光るものも多いプルトニー。バーボンバレルで熟成後シェリーバットで33カ月後熟しています。シェリーカスクの恩恵を程よく受けたウイスキーです。限定652本のボトリング。このシリーズならではのコストパフォーマンスに期待したい一本です。