大阪は北新地のシガーバー「スーペルノーバ」。最優秀賞受賞Barで熟成シガーとキューバのラム酒やカクテルで優雅なひとときを。

テセロン Lot No.60 グレートスモーカー(TESSERON Lot No.60 THE GREAT SMOKER)

Post 220 of 565

世界中で商品化されているコニャックの90%以上がVSOPなどの熟成期間がそれほど長くないスタンダード商品ですが、アベール・テセロンによって1905年に創設されたテセロン社は、創業者が収集した莫大な原酒をもとに残りの10%未満のコニャック、つまり最低でもXOクラス以上の熟成期間を経た古酒のみの生産しか行わない非常に稀な古酒専門の生産者です。

世界で最も著名なワイン評論家ロバート・パーカー氏が幾度もテセロンのコニャックに100点満点をつけるなど、熟成期間の長さだけでなく品質においても確かな評価を受けています。そのテセロンを愛したコニャック愛好家の一人が、数々の逸話を残し今でも映画化されるなど歴史に名を遺した英国首相サー・ウィンストン・チャーチル。

チャーチルの愛称であるグレートスモーカーが冠となっているのがこちらのボトル。

「私の好みはシンプルだ。最上のものがあればそれでいい」との考えから、何おいても最上級のものを好み、いつも最上級のものだけを楽しんでいたと言われています。

葉巻において、ロメオ・イ・フリエタを好んでいたというのは有名ですが、ブランデーにおいてはテセロンを好んで飲んでいたことはそれほど知られていません。

足繁く通ったロンドンの高級ホテルTHE SAVOY でシガーと共に楽しんでいたのが“サボイ・リザーブ”というコニャック、それこそがテセロン社の作っていたコニャックだったそうです。

Lot No.60というのは、一番若いものでも1960年以前に蒸留した原酒のみをブレンドしていることを表しています。チャーチルが亡くなったのが1965年。つまり、チャーチルと共に生きた原酒たちのみで構成されたチャーチルにささげる1本。シガー愛好家ならば一度は体験するべきチャーチルが心酔した、片手にテセロン、もう片手にはロミオ・イ・フリエタ。同じ景色を味わうことはスモーカーのロマンの一つではないでしょうか。

 

Menu