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ドン・ペリニヨン P2(Dom Perignon P2)

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世界で最も有名なシャンパーニュ、ドン・ペリニヨン。

かつてフランスのシャンパーニュ地方のオーヴィレール修道院でワイン作りに励んでいた、ドンペリの生みの親”ドン・ピエール・ペリニヨン”という修道士に因み、その名が付けられました。

彼はシャンパンの生みの親とも言われており、1715年に生涯を終えるまで、類いまれなる洞察力とたゆまぬ努力によって、今日のシャンパーニュ製法の礎を築き、シャンパン作りに名大な貢献をした人物です。

彼がワイン造りに取り組み始めた当初は、赤ワインではブルゴーニュに対して勝ち目がなく、当時まだ安定的に生産されていなかった白ワインを極めようとします。しかし、気温が低いシャンパーニュ地方で冬の間、白ワインの発酵過程が止まってしまい、春に再び発酵が始まるという課題がありました。

そこで、シャルドネよりも再発酵しにくいピノ・ノワールを活用できるように圧搾技術を進化させ、黒ブドウから白ワインを造り出します。そして、再発酵を逆手にとり瓶内2次発酵による発泡性のワイン、現在のシャンパーニュの原型を確立したのです。

その他にもオーヴィレールの所有畑を細かく分析し、最上級のピノ・ノワールとシャルドネを安定的に栽培し、それらをアッサンブラージュする技術、ガラス瓶、コルク栓の導入など数々の革新をシャンパーニュにもたらしました。

その結果、ワインの素晴らしさは高い評価を呼び、太陽王ルイ14世御用達のワイン商たちによってヴェルサイユ宮殿へ献上されました。以来、3世紀に渡ってドン・ペリニヨンは僧侶の独創性を受け継ぎながら、最高のシャンパーニュの地位を守り続けています。

また、ドン・ペリニヨンが大切にしてきたスピリッツが、ヴィンテージワインへの絶対的な献身です。単一年に生産されたワインのみ、しかも納得のいく年にしか生産を行いません。もう一つ大切な要素が熟成です。

ドン・ペリニヨンは熟成のピークが一度きりではなく、二度、三度と訪れると言われ、この熟成のピークを「プレニチュード」と呼びます。ドン・ペリニヨンの複雑さはゆっくりした熟成から生み出されるとのポリシーから出荷される前に少なくとも8年間の熟成を経ています。これが一度目のピークです。2度目がその倍の16年ほどたった頃で、その飲み頃を味わう為に2014年に新しくリリースされたのが、ドン・ペリニヨン P2です。

ドン・ペリニヨンの革新性から生まれた”時”が造り上げた逸品を是非ご賞味下さい。

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