ハート・ブラザーズ社は、スコットランドのインディペンデントボトラー。厳選された良質な樽を最高の状態になるまで熟成をし続け、着色や冷却濾過を一切行わず、一番良い状態になるまで瓶詰めを行いません。
ハート兄弟の長男イアンは、三男のドナルドと共に、1962年に今のハート・ブラザーズ社の全身となるイアン・G・ハート社を、酒類の卸売とスコッチウイスキーのブレンダーとして設立しました。次男のアリステアは、1975年までホワイト&マッカイでブレンダーとして働き、1976年に兄弟の会社で働き始めます。
1988年長男のイアンの引退とともに、名前を現在の「ハート・ブラザーズ社」とし、同時にシングルモルトを主力商品として扱う現在のスタイルとなりました。
2007年に別会社に売却されましたが、「ハート・ブラザーズ社」の名は残り、アリステアが引き続きウイスキー部門の責任者として手腕を振るっています。
リリース頻度が少なくなってきているハート・ブラザーズ社ですが、同社の主力である「ファイネスト・コレクション」シリーズのプルトニー2006を日本市場限定でリリースしました。13年熟成のシェリー樽熟成原酒でシングルカスク。
ヨーロッパでの評価が非常に高いプルトニー蒸溜所はスコットランド、ハイランド地方に位置し、1826年の創業で最も古い蒸溜所の一つです。2013年にウルフバーン蒸溜所が設立されるまではハイランド地方最北端の蒸溜所としても知られていました。
柑橘系のフレーバーと特徴的な塩気、ほのかなロースト感のあるバランスのとれた味わいが飲み飽きません。ぜひお楽しみください。