ポールジローは、コニャック最高峰として知られるグランシャンパーニュ地区で1800年代の後半からコニャックの生産を始めました。機械化が進み手作業が減ってしまった現代でも、大部分を手作業で収穫するなど代々伝わる伝統製法を今もなお守り続け、ジロー氏自らが全ての工程を手掛け、膨大な時間と労力をかけながら丁寧にコニャックを生産しています。
グランシャンパーニュ地区の中でも最高・最良の土地である「ブートビル」。1635年にはすでにこの地にジロー家があったという記録があり、4世紀以上に渡って脈々と代を重ねてきたジロー家にとって他には変えがたい場所であるブートビルから最高のパフォーマンスを引き出したコニャックを造りたいという思いを表現したのがこの1本です。
凝縮された華やかで芳醇なアロマ、幾重にも重なりあう気品ある味わい、長期熟成により完全に開花したこのブートビル・デキャンタは、本質のみを追究し続けるポールジローの到達点ともいえるのではないでしょうか。