伝統的な古い街並みが残る奈良県御所市の中心部「御所まち」。その一角に300年以上続く蔵元「油長(ゆうちょう)酒造」があります。「風の森」、「鷹長」の酒の銘柄でしられています。
そんな油長酒造が新たな取り組みとして、築150年の古民家をリノベーションし、ジンに特化した蒸留所を設立しました。今やジャパニーズクラフトジンの代名詞的存在となりつつある大和蒸留所です。
橘花ジンはジンの核であるジュニパーベリーに古来より奈良で親しまれていた「大和橘」と「大和当帰」を使用しています。大和橘は古事記では「不老不死の実」として紹介されており、2000年前から存在する日本固有の柑橘類。小さな実ですが香りが強く、ほんのりと甘みを含んだ柑橘です。大和当帰は古くから奈良県を中心に生薬として親しまれてきました。根は医薬品ですが近年、葉は「非医(医薬品ではない)」とされ、多くの場所で注目されています。ハーブのように強い香りを放ち、爽やかな味わいが特徴です。
朱華(はねず)は、通常の橘花ジンをベースに近畿随一のイチゴ生産地である奈良県の名産品イチゴ「あすかルビー」を贅沢に使用し、フレッシュな苺とは一味違う苺ジャムのような香りが楽しめるジンに仕上がっています。
粒が立派で大きく鮮やかで艶やかな赤色。その美しさゆえに「あすかルビー」と名付けられました。甘みと酸味のバランスが良く、果汁も多めなのが特徴です。
あかい宝石「あすかルビー」の甘く華やかな香りがグラスの中で確かな輝きを放ちます。
是非お楽しみ下さい。