大阪は北新地のシガーバー「スーペルノーバ」。最優秀賞受賞Barで熟成シガーとキューバのラム酒やカクテルで優雅なひとときを。

アードベッグ トゥエンティーサムシング 22年(ARDBEG TWENTY SOMETHING 22years)

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こちらのアードベッグは、90年代にアードベッグが閉鎖の危機の時期に、奇跡的に残ったバーボン樽で22年熟成させ出来上がった限定ボトルです。

名前の「トゥエンティーサムシング」とは「20年とちょっと」という意味です。

 

今の人気からは考えられませんがアードベッグは不況にあえいだ時期があります。かつてはアイラ島最大の蒸留所として栄えたアードベッグでしたが、1981年にはウイスキー不況のあおりを受けて生産を停止しました。1980年代はほぼ生産されず90年代に入っても少量しか生産されていない時代がありました。そんな中1997年にグレンモーレンジ社が買収し、復活を遂げます。しかし、グレンモーレンジ社が買収した際には熟成庫に樽のストックがあまりなく、熟成しないと商品として販売できないウイスキーは苦戦を強いられます。その後グレンモーレンジィ社は2004年にモエヘネシー・ルイヴィトンに買収され徐々に人気を集め、現在はアイラ島のシングルモルト売上第3位までに至ります。現在では2012年からアードベッグ・デーとして毎年6月に世界で開催され、毎年限定ボトルがお披露目されるのでいち早く味わうことができるため、“アードベギャン” の方達が毎年心待ちにしています。

 

このトゥエンティーサムシングは、アードベッグ蒸留所に残った数少ない熟成の長い原酒が使われており、2016年は21年熟成、2017年は23年熟成、そして2018年リリースは1996年蒸留の22年熟成で販売されています。

実際の香りや色彩は、淡いゴールドカラーをしており、香りを嗅いだ際の印象は甘美なトロピカルフルーツを思わせながらスモーキーな煤や炭の香へと変化していきます。

そして口に含んだ瞬間にはクランブルトッピングのスモークアップル。 ペパーミントティーと甘いバニラタフィーのノートが白胡椒、クローブアニス、ユーカリオイルに流れ込みます。 そして最後に非常に長く続く、食欲をそそる甘い煙のスモーキーさが押し寄せてくる仕上げに出来上がっています。この機会に是非一度お試しくださいませ。

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