キャパドニック蒸留所はブレンド用原酒の確保のため1898年、グレングラントの第2蒸留所としてスペイサイドのローゼスに建設されました。
当時は”グレングラントNo.2″としてグレングラント蒸留所と道を挟んで向かい側で操業をしていましたが1965年に”グレングラントNo.2″から”キャパドニック”に名前を変更しました。その後2003年に閉鎖された為、残された樽でしか味わうことができなくなってしまったキャパドニック。中でもフルーツフレーバーが広がる80年代の長期熟成は非常に希少です。
このブロッサムズはwhisk-e(ウイスク・イー)がモリソン&マッカイ社の保有する原酒の中から花のイメージに最も相応しい格別華やかな原酒を選別してボトリングしたウイスク・イーのプライベートブランドです。
キャパドニック1988はホグスヘッドの29年熟成でこの長期熟成ウイスキーをシングルカスク、カスクストレングスでボトリングしています。
ラベルに描かれている月下美人の花言葉は「はかない美」。
まさにキャパドニックの味わいそのものを表しているかのようです。今はなきキャパドニック蒸留所の、残された貴重な原酒を是非お楽しみ下さい。