大阪は北新地のシガーバー「スーペルノーバ」。最優秀賞受賞Barで熟成シガーとキューバのラム酒やカクテルで優雅なひとときを。

クロ・レオ(Clos Leo)

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クロ・レオのオーナーは日本人醸造家の篠原麗雄氏です。

元々は大阪のワイン販売店で働いていましたが、2000年に渡仏し、サンテミリオンのシャトー・ヴァランドローのテュヌヴァン社で働いた後、2002年にボルドー右岸のコート・ド・カスティヨンに畑付きの自宅兼醸造所を購入しワイン造りを始めました。

所有する畑の土壌は石炭粘土質で樹齢も平均樹齢40年と充分な為、「シャトー・ヴァランドロー」のジャン・リュック・テュヌヴァン氏や「シャトー・オー・ゾンヌ」のアラン・ヴォティオ氏も太鼓判を押した畑です。

粘土石炭質土壌なので力強く綺麗な酸味のワインを造れるのが特徴です。特に粘土の多い場所にメルロー、石炭の多い場所にカペルネフランを栽培しています。

化学肥料や農薬を極力使わず、人間の手で行える仕事は手で行い、なるべく自然な状態で育てる環境を作っています。またブドウのグリーンハーベスト(まだ緑色で小さく未熟なブドウを間引き、残った果房に光合成で得たエネルギーを注ぎ込ませる手法。)を行い1本の樹から取れる量を制限しています。

収穫も全て手摘みで、醸造前の選果も手で粒選りを行うなど手間と工夫を惜しみません。

新しい技術は使わず土壌に合った醸造方法を毎年試行錯誤しながら作業しており、全てフランス製の樽で約16カ月~19カ月間熟成しています。以前は60%以上だった新樽率も2007年から30%程に落としており、理由はこの位の量が樽からのタンニンや香りがこのワインと合い、もっと複雑な香りになっているからと篠原氏は答えられています。

凝縮感があり、複雑で厚みのある味わいのワイン造りを目指している篠原氏が一切の妥協をせず、努力と情熱で造り上げた少量生産のフルボディ・ワイン。当店には希少な2009年のバックヴィンテージがございます。是非お楽しみ下さい。

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