大阪は北新地のシガーバー「スーペルノーバ」。最優秀賞受賞Barで熟成シガーとキューバのラム酒やカクテルで優雅なひとときを。

タリスカー 25年(TALISKER 25years)

Post 31 of 535

スコットランドの西側、スカイ島の西岸カーボストにある、この島唯一の蒸留所がタリスカー蒸留所です。スコットランド本土やアイラ島などとも異なる個性的なウイスキーを生み出している蒸留所であり、その個性の強さは、アイラモルトにも劣りません。「口の中で爆発するよう」という表現をする人もいるくらい、存在感を示します。一方、スコットランドの文豪で『宝島』の作者でもあるR.L.スティーブンソンは、タリスカーを「酒の中の王様」と表現しました。彼のように根強いファンが多くいることでも知られる魅力的なウイスキー、それがタリスカーです。

創業は1830年で、マッカスキル兄弟によって建てられました。タリスカーの名前は、兄弟が住んでいた家の名前に由来します。ゲール語、ノース語、ともに起源があり、「傾いた斜面の大岩」という意味だとされています。蒸留所が建てられたスカイ島は「ミスト・アイランド」と呼ばれ、霧でよく覆われます。海洋性気候のため、険しい山々が屹立している島を荒天時には荒れ狂う風と波が襲います。このような環境がタリスカーの個性を生み出したと考えることもできるでしょう。

近年は、シングルモルトとしての人気が急上昇しているタリスカーですが、こちらの25年は、アメリカンオークのリフィル樽で熟成した原酒を使用し、年に1度ボトリングしています。

かつては、Special Releaseシリーズとして不定期に発売されていました。カスクストレングスでのリリースだったため、リリースの年ごとに味わいに個性があり、コアなモルトファンはそのリリースごとの味わいを楽しんでいました。しかし、タリスカーがシングルモルトとしてリリースを始めてから30年近い年月が過ぎ、貴重な長期熟成の樽も定期的にリリースをすることが可能となり、タリスカー独自のアルコール度数である45.8度で毎年1回ボトリングできるようになりました。こちらは2022年リリースとなります。

 

25年の長熟由来の柔らかい香りとタリスカーらしい力強い味わいを楽しむことができます。

この機会に是非、ご賞味ください。

Menu