デパズ蒸留所は、マルティニーク島最古の蒸留所の1つであり、1639年にジャック・デュ・バルケによって創設されました。
マルティニーク島の北西に位置しているデパズは、1651年から350年以上もの間サン・ピエールの町で、重要な役割を果たしてきました。
現在の蒸留所は1902年のペレ山の噴火に伴い、蒸留所が被害に遭った後、創始者系統の生存者であったビクター・デパズが1917年に再建に成功しました。
しかし、この時の火山灰によって土壌は肥沃になり、いまでも「爆発」するようなラムが楽しめます。それらは「アグリコール・ラムのグランクリュ」とも表現されて、非常に良質なものと定評があり、高い評価を与えられてきました。
火山灰質の畑で収穫されたサトウキビを使い、絞られたサトウキビジュースも一定の速度で発酵が進むようにとサーマルタンクを使用し、2搭ある蒸留器を使い分け、出てきた原酒をブレンドし熟成されます。
キュヴェ プレステージXOは、厳選されたオーク樽で9年以上熟成させた原酒をブレンド。デパズのテロワールの個性であるフルーティさとミネラルの素晴らしいバランスの取れたハーモニーが楽しめる1本です。是非ご賞味下さい。