ブラントン ゴールド(Blanton’s Gold)

ブラントンは1984年に誕生したブランドで、ケンタッキー州フランクフォード市の市制200年を記念して作られました。名前の由来は、エンシェントエイジ社の蒸留所に40年間務め｢ディーン・オブ・ケンタッキー(ケンタッキー州の長老)｣と呼ばれたバーボンづくりの名人で、創業者の息子でもあるアルバート・ブラントン大佐の名をとって付けられました。そして、アルバート・ブラントンのバーボンづくりの技法を身体にしみ込ませた愛弟子エルマー・Ｔ・リーによって世に出されたのです。

ブラントンの最大の特徴は他の樽の原酒同士を混ぜ合わせることを行わない｢シングルバレル・バーボン｣であるということです。通常バーボンは、味の均一化のためいろいろな樽原酒をブレンドするのですが、ブラントンはただひとつの樽でからのみ瓶詰めを行います。1樽の原酒から約250本しかつくられていません。その為、ラベルには貯蔵していた倉庫・樽・日付・ボトルナンバーが手書きで記されています。

ボトルキャップは、ケンタッキーダービーをイメージしたようなサラブレッドが乗っています。実はこのボトルキャップは8種類あり、それぞれには文字が刻まれています。8つを繋げると｢BLANTONS(ブラントン)｣になるのです。ついついコレクションしたくなりますよね。

ブラントン ゴールドは原酒の中からさらに最高品質のものだけを厳選し、ボトリングしています。アルコール度数を51.5%にするための最小限の加水を行うだけで、ほぼ原酒に近い状態です。重厚さと香り、コクをあわせもつ風格あるバーボンです。ぜひお楽しみください。