ペール・ラバを製造するポワソン蒸留所は、カリブ海に浮かぶ仏領グアダループ島の南東に位置するマリーガラント島にあります。フレンチラム最古の蒸留所であり、1860年に設立されました。
2008年にフランス人投資家に買収された現在は近代的な製法にシフトしていっておりますが、買収以前はおじいさんがコツコツと一人で造っているラムでした。当時の製法は、アルコール度数調整の加水には溜めておいた雨水を使い、おじいさんが手でかき混ぜていたなど数々の逸話が残ります。セラー内で深い眠りについていた門外不出の古酒を日本限定で特別にシングルカスクのビンテージとしてボトリングされました。
世界的に見てもラム酒のここまでの古酒は本当に珍しく、ラムファンならずとも永遠に失われる前に一度はぜひ口にしていただきたい1本。
フレッシュで官能的な味わいと長く優美な香りは、飲んだものの心に強烈に記憶されることでしょう。
※ ペール・ラバ ミレジム1989もございます。