大阪は北新地のシガーバー「スーペルノーバ」。最優秀賞受賞Barで熟成シガーとキューバのラム酒やカクテルで優雅なひとときを。

ホイッスルピッグ12年 オールドワールド・ライ(WHISTLE PIG Aged 12years OLD WORLD RYE)

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ホイッスルピッグは、アメリカに誕生したウルトラプレミアムのライ・ウイスキーブランドの一つです。ウルトラプレミアムライウイスキーは現在、アメリカンウイスキーの中で最も成長が著しいカテゴリーで、その中でも最も世界的な賞を獲得しているのが「ホイッスルピッグ」です。

ホイッスルピッグは2007年設立と比較的新しく、2017年のサンフランシスコ・ワールド・スピリッツ・コンペティションで“最優秀ウイスキー”の称号を得たことで一気に知れ渡りました。

そんなホイッスルピッグを手掛けているのは、伝説のマスターディスティラー“ディヴ・ピッカレル”の率いるチームです。ディヴはもともとメーカーズマークのマスターディスティラーをしていました。禁酒法以降、当時最も人気が高かったライウイスキーの人気は急激に落ちていきましたが、「ライウイスキーを蘇らせる」という明確なビジョンを持ち、電気も電波もない場所で自分たちのウイスキーづくりを始めました。あえてライウイスキーにチャレンジしたホイッスルピッグは、ディヴがブレンデッド用にカナダの蒸留所から10年物のライウイスキー原酒を購入したことからホイッスルピッグのライへのこだわりは始まります。

ライウイスキーは、アメリカの法律で51%以上ライ麦を使用していることが義務となっています。ところがホイッスルピッグが求めたのはほぼ100%ライ麦を使用したライウイスキーでした。バーモント州ショアハムで500エーカー(東京ドーム43個分)もある大きな農場で、毎年2~3品種のライ麦を自家栽培しています。栽培したライ麦をアルコール発酵させ、2015年に誕生したファーム内の最新設備の蒸留所で蒸留されています。

また樽へのこだわりも強く、特に「12年」はアメリカンオークの樽で12年熟成後、マデイラワイン・ソーテルヌワイン・ポートワインといった3種類の樽で追加熟成を行っています。

2018年にディヴ・ピッカレルは亡くなってしまいましたが、彼の意思を継いだ職人たちが、こだわりのライウイスキーを作り続けているホイッスルピッグ。是非ご賞味ください。

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