1962年蒸留、1977年ボトリングの15年熟成のオールドボトルです。スコットランドのモルトウイスキー蒸留所の中でも主原料の大麦品種へのこだわりが強い蒸留所は決して多くはないなか、マッカランは違います。1960年代後半からゴールデンプロミスを採用していますが、こちらのボトルは、現在全く使われていないゼファー種を使用しています。現在のマッカランの印象とは少し異なり、骨格がしっかりとして力強く、ピート香も複雑に絡み合い妖艶。1962年当時、燃料危機もありリリースの本数も少ない為大変貴重です。シングルモルトの『ロールスロイス』とまで言われるマッカランを築き上げたのは原料の大麦への飽くなきこだわりだったのかもしれません。