ブラン55°はラ・マニー蒸留所が生産するホワイトラム。
樽熟成をしておらず、アルコール度数も55%と高めですが、ブランとは思えないほど、フローラルでフルーティーな奥行きのある味わいで、甘いアロマや蜂蜜などの香りが最後まで続きます。
ラ・マニー蒸留所は、フランス・ノルマンディー地方からカリブ海に浮かぶフランス領マルティニーク島へ移住したジョセフ・フェルディナンド・ブーラン氏が設立しました。当時は砂糖の製糖工場だった為ラムの生産量は少なかったですが、何度かオーナーが変わってもラムの生産は継続されました。1900年代後半から本格的にラムの生産を開始し、現在は2月~6月の間、24時間稼働を行い、1回の収穫で280万リットルのラムを生産しています。今でもサトウキビの収穫はほぼ人間の手で行うなど、伝統的なアグリコール製法を続けている蒸留所です。
ブランを飲むことで、そのラムの本質が分かります。ぜひお愉しみください。