ルイ・ロデレール クリスタル（LOUIS ROEDERER CRISTAL）

｢手仕事の芸術品｣と言われているクリスタルの誕生は、ルイ・ロデレール社が創業してから100年が経った頃です。クリスタルを造るルイ・ロデレール社が初めてシャンパンを輸出したのはロシアでした。ロシア皇帝であるアレクサンドル2世はルイ・ロデレール社のシャンパンの愛好家だったことは有名です。

クリスタルのボトルはシャンパンでは珍しい透明の瓶で、瓶底も平らです。これには理由があります。ロシア皇帝アレクサンドル2世は暗殺未遂に悩まされていたそうで、クリスタルのボトルに毒が混入していないか確認できるようにすること、瓶の底に爆弾などを仕掛けられないようにすることが重要でした。クリスタルはロシア皇帝のために造られた、形状まで特別なシャンパンなのです。名前はクリスタルガラスから取った｢クリスタル｣という、名前になりました。

クリスタルは優良年にのみ造られるルイ・ロデレールのプレステージ・キュヴェで、シャルドネ40%、ピノ・ノワール60%のブレンドで造られます。ルイ・ロデレールのセラーにて、6年熟成させデゴルマンジュで澱を取り除いた後、更に8ヵ月安置しています。

熟成感とフレッシュ感がバランスよく織り交ざる長期熟成、ポテンシャルの高いシャンパンに仕上がっています。