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山桜シングルモルトウイスキー安積2023エディション(YAMAZAKURA SINGLE MALT JAPANESE WHISKY ASAKA 2023 EDITION)

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福島県安積平野。安積疏水の流れるこの地に、東北唯一の地ウイスキーを造る「安積蒸溜所」はあります。酒蔵として250年以上の歴史がある笹の川酒造内にある蒸留所で、2022年に行われたWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)にて「山桜 ブレンデッドモルトジャパニーズウイスキー 安積 シェリーウッドリザーブ」が、ブレンデッドモルトウイスキー部門で世界最高賞を獲得するなど、国内外での評価も高まってきている蒸溜所です。

その歴史は、1946年に笹の川酒造の前身である山桜酒造がウイスキー製造免許を取得したことからはじまります。1710年に猪苗代湖の南に創業した山桜酒造が1765年に郡山に移り、銘酒の醸造を続けていました。しかし、戦後の米不足から困難を極めることになり、これに欧米文化の流入があいまって、ウイスキー造りに取り組むことになります。

1980年代の高度経済成長期において「北のチェリー、東の東亜、西のマルス」と呼ばれ、東亜酒造、本坊酒造と共に笹の川酒造の「チェリーウイスキー」も人気を博しました。

しかし、低成長や嗜好の変化もあり不遇の時代を迎えると2003年に東亜酒造が事業撤退を余儀なくされ、羽生蒸留所にあった原酒樽を笹の川酒造が預かることになります。これが後に世界的な人気となる「イチローズモルト」が発売される大きな助けとなったことは言うまでもありません。

2016年に創業250周年事業として「安積蒸溜所」を設立し、10月末に生産設備を整え秩父蒸溜所の肥土伊知郎氏の協力のもと稼働を開始しました。

 

数量限定で発売された“山桜シングルモルトウイスキー安積2023エディション”は、バーボンバレルノンピート安積原酒を中心に厳選ブレンドした複雑で味わいのあるシングルモルトジャパニーズウイスキーです。アクセント的にほのかに香るピート香。優しく芳醇で安積独特の軽快な柑橘系の酸味、爽やかな香り立ちに、樽由来の甘さとモルトの旨味、ほどよいバニラ香がバランス良くライトなボディ感が楽しめます。是非、ご賞味ください。

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