大阪は北新地のシガーバー「スーペルノーバ」。最優秀賞受賞Barで熟成シガーとキューバのラム酒やカクテルで優雅なひとときを。

オールドモルトカスク グレンエルギン28年 1985(OLD MALT CASK GLENELGIN 28year 1985)

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1890年代のウイスキーブームの中でスペイサイドに建設された最後の蒸溜所、グレンエルギンは1898年エルギン地区にて創業しました。しかし同年ウイスキー商社にしてブレンダー最大手のパティソンズ社が倒産、建設中のグレンエルギンは予定されていたプランを大幅に変更、操業開始から5ヶ月で操業停止、波乱の幕開けとなりました。その後1930年にDCL社、現在はディアジオ社がオーナーとなっています。

ブレンデッドウイスキー「ホワイトホース」のキーモルトとしても知られ、ウイスキージャーナリストのチャールズ・マクリーンには『あまりにも長い間隠れた素晴らしいモルト』と評価されています。リンクウッドと同じミルビュイズ湖付近の泉を仕込み水として利用、発酵槽はカラ松、ストレートヘッド型のポットスチル、そして屋外の木製ワームタブが特徴です。

 

2013年に大御所ダグラスレイン社の分社によって設立されたハンターレイン社。

元々ダグラスレイン社は、兄のスチュワート・レイン氏と弟のフレッド・レイン氏の兄弟が代表を務めておりましたが、スチュワート氏が二人の息子(スコット氏、及びアンドリュー氏)と共に、新会社ハンターレイン社を設立しました。そして、旧ダグラスレイン社の主力ブランドであった「オールド・モルト・カスク」「オールド&レア」シリーズ等を継承しています。

その中でも長年、日本で愛されてきたフラッグシップシリーズが「オールド・モルト・カスク」。ボトリングされる度数は、一部を除いて50%に統一されているのが特徴です。

1998年に、旧ダグラスレイン社がシングルモルトとして最初にリリースしたボトラーズ市場の初期を支えたシリーズでもあります。ノンチルフィルター、ノンカラーリングでボトリングされ、樽の個性を楽しむことができます。

「FOR JIS」シリーズとしてジャパンインポートシステム社にだけ特別にカスクストレングスでリリースをするOMC FOR JISシリーズも日本のみならず海外からの人気も高いシリーズです。

 

こちらのボトルはその「FOR JIS」シリーズのオールド・モルト・カスク。

グレンエルギン1985年蒸溜、2013年ボトリング。リフィルホグスヘッド28年熟成です。もちろん、ジャパンインポートシステム向けなのでカスクストレングスです。

蜂蜜、レモン、青リンゴ、ミント、カスタードを感じます。強いインパクトや飲みごたえ、個性を期待する人には、物足りないものかもしれません。派手さはありませんが、優しく穏やかなシングルモルトを愉しみたい方にオススメしたい1本です。

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