J.バリー ミレジム1997（J.BALLY Millesime1997）

カリブ海に浮かぶフランス領マルティニーク島のJ.バリー蒸留所は、純粋なさとうきびジュースからラム酒を初めて生産した蒸留所の一つと言われています。
創業者のジャック・バリー氏は、その他にもコニャックの生産からヒントを得て、アグリコールラムのオーク樽での熟成を思いつくなどアグリコールラムの歴史においては欠かせない人物です。1992年からはセントジェームズ蒸留所がブランド名や設備などを引き継ぎ、J.バリーを作り続けています。
ミレジム1997は、1997年原酒のみをボトリングしたビンテージラム。
そもそもビンテージラムは、良質なラム酒が完成した年のみリリースされるもので、ラム酒に初めてビンテージをつけたのもバリー氏。
滑らかでフルーティー、時間をかけ育て上げた原酒には脈々と受け継がれる並外れた熟成へのこだわりが十二分に感じられます。
現在は、2000年代のミレジムも登場していますが、さかのぼってリリースされたバックビンテージです。ぜひお愉しみください。