ナインリーヴズ オルモストスプリング ペドロヒメネスカスク(NINE LEAVES ALMOST SPRING PXCASK)

ナインリーヴズ蒸留所は、自動車関連部品の製造業を家業としていた竹内義治氏が「最初から最後まで、自分の思いと目が届く完成品を作ってみたい」との思いを形にするべく、2013年に滋賀県大津市に誕生した小さい蒸留所です。
滋賀の長石鉱山から湧き出る硬度12という軟水と出逢ったことで、思い描くクリアですっきりとした甘味をもったラム酒の製造に最良の場所として滋賀県大津市に蒸留所が建設されたそうです。
沖縄県多良間島産のサトウキビから作られた黒糖を原料に作られることが大きな特徴で、それにより独特の香味が感じられます。（一般的なラムのほとんどは、廃糖蜜やサトウキビのフレッシュジュースを原料に製造されています。）
オルモストスプリングは、ナインリーヴズ クリアをラム以外のお酒の熟成に使用された樽にて熟成させたシングルカスクシリーズです。
第一弾のカベルネ・ソーヴィニヨンカスクに続く第二弾としてリリースされたのがこちらのペドロヒメネスカスク。シェリー酒（スペインの酒精強化ワイン）の中でも極甘口として知られているペドロヒメネスを熟成していた樽を使用することで、ペドロヒメネス由来の熟したフルーツの甘みとどっしりとしたタンニンの質感が見事に調和しています。
ナインリーヴズとは、その名の通り“9枚の葉”。創業者の竹内家の家紋である九枚笹から名付けられました。「竹は根が強く、その土地を強くする」といわれていることから、その土地で純国産ラム酒として発展し続けていくとの思いが込められているそうです。
日本のものづくりの魂を世界へと。ぜひお愉しみください。