大阪は北新地のシガーバー「スーペルノーバ」。最優秀賞受賞Barで熟成シガーとキューバのラム酒やカクテルで優雅なひとときを。

ホット・バタード・ラム・カウ(Hot Buttered Rum Cow)

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ホットバタードラムカウとは、その名の通りラム酒にバターとホットミルクを加えたカクテルで、ホットバタードラムのお湯をホットミルクに変えた派生のカクテルです。バターを入れるカクテルと言うと、日本では少し珍しく感じるかもしれませんが、世界的にみると、かなり古くから飲まれていた飲み方で、ホットドリンクにバターを入れるという発想自体は、16世紀頃のイングランド王ヘンリー8世の時代からありました。イギリスでは昔から日本でいう「たまご酒」のように風邪を引いたりした時などに飲まれることがあるそうです。

その発祥は古く、アメリカ植民地時代まで遡ります。ホットバタードラムの前身は“ホットトディ”というカクテルだと予想されます。これは1600年代のイギリス領だったインドで生み出された飲み方です。お酒に砂糖とスパイス、そしてお湯で割るというものです。

そして17世紀の後半、植民地時代のアメリカ北部ニューイングランドの寒い冬を乗り切るのに“ホットトディ”は人気を集め広まっていきました。

当時のニューイングランドはラム酒産業の中心地でした。そのことから自然とベーススピリッツはラム酒に定着し、いつからかバターを入れるようになったことで、ホットバタードラムが誕生したと思われます。

温かい飲み物にバターを入れることで、液体の表面に油膜が張り冷めにくくなります。

文献ですと、1860年の伝説的バーテンダー「ジェリートーマス」の著書に載っているのが、ホットバタードラムの最古のレシピとなっています。アメリカでは1月17日をホットバタードラムの日とするほど人気なカクテルです。

そんなホットバタードラムにミルクを加えたホットバタードラムカウは、よりまろやかで濃厚な甘みと香りを楽しめるカクテルになっています。

手が悴むほど寒い日は体を暖める一杯として、又は最後の締めに寝酒として飲まれるのはいかがでしょうか。

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