ラフロイグは、創業者のジョンストン兄弟が家畜業の傍らで始めたウイスキー製造から始まりました。大麦を使ったウイスキーはすぐに評判を集め、1815年に本格的なラフロイグ蒸留所を設立。その後100年以上の年月を経て1954年に経営権を持った女性ベッシー・ウィリアムソンが、ウイスキーの品質を保ちながら生産性を高めることに成功し現在のラフロイグの製造レシピを確立しました。
英国のロイヤルワラント(王室御用達)は現在、エリザベス二世女王、エジンバラ公、プリンス・オブ・ウェールズであるチャールズ皇太子の三方が決定できます。「ラフロイグ」はチャールズ皇太子から品質の高さと香味の豊かさが認められ、1994年シングルモルトウイスキーとして初の王室御用達許可証を下賜(かし)されました。蒸留所の建物の白い外壁にはダチョウの羽を3本あしらった別名“平和の楯”と呼ばれるプリンス・オブ・ウェールズの紋章が飾られており、これはボトルにも描かれています。
ラフロイグ18年は、バーボン樽で育まれた18年以上の長期熟成原酒をバッティングしています。冷却ろ過を施していない(ノンチル)、いわば“生のまま”のモルト原酒です。
ラフロイグ本来の力強いピート香と長期熟成のまろやかさが見事に調和しています。5年以上前に、終売となっておりますので現在は販売されていない希少品。ラフロイグファンならずとも一度はぜひ是非ご賞味下さい。