1821年創業のリンクウッド蒸留所は、第二次世界大戦中に一度閉鎖しましたが1945年にデリック・マッケンジー氏により再開したスペイサイドシングルモルトウイスキーです。
マッケンジー氏は、蜘蛛の巣を取り除く事すら許さない程、蒸留所の環境の変化を嫌い伝統の味を守り抜いてきたという逸話があります。
こちらは花と動物シリーズの1種で、毎年「白鳥」が飛来する池を有する美しい蒸留所としても有名なことから、ラベルにもその景色が描かれています。
花と動物シリーズは、ユナイテッド・ディスティラリーズ社(現在は経営統合によりMHDモエヘネシーディアジオ株式会社)が所有する蒸留所の原酒をシングルモルトとしてボトリングしているシリーズの一つで、各蒸留所に関係する花や動物をあしらったラベルデザインが特徴的です。
非常に飲みやすく繊細で華やかな香り、ウッディで上品な味わいは飲み手を選ばない万能なシングルモルトウイスキーとも言えます。
ほとんどの原酒がブレンデッドウイスキーに供給されている為、シングルモルトとしての出回りは多くありません。スペイサイドモルトの王道とも思われる味わいをぜひお楽しみください。