大阪は北新地のシガーバー「スーペルノーバ」。最優秀賞受賞Barで熟成シガーとキューバのラム酒やカクテルで優雅なひとときを。

ボストンクーラー(Boston Cooler)

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“クーラー”とはベースのスピリッツにシロップとレモンジュースなどの酸味を足し、炭酸飲料で割るカクテルスタイルを指します。ボストンクーラーはラムにレモンジュースとシロップを足し、シェイクしてからジンジャーエールを満たすロングカクテルです。

ボストンクーラーのように、カクテル名に都市の名前がついているものはシティカクテルと呼ばれています。ボストンの北にメドフォードという街があり、1715年からその地ではラム酒の蒸留が盛んに行われてきました。1888年のハリー・ジョンソン氏のカクテルブックには「メドフォードラムサワー」という名の「ボストンクーラー」と分量や作り方は違うものの材料自体は非常に近いカクテルが紹介されており、「ボストンでよく飲まれるカクテル」と説明されています。

しかし、禁酒化運動の高まりに伴い、メドフォードのラム酒製造は1905年に終了しました。完全に生産終了するにつれ、メドフォードの名を冠するカクテルは、次第に違う名前へと変わり、今のボストンクーラーの原型が出来上がったと考えられます。

また、アメリカには古くから「ボストンクーラー」と呼ばれる全く別の飲み物があります。

発祥はミシガン州デトロイドで、ジンジャーエールにアイスクリームをのせたクリームソーダのようなノンアルコールのドリンクですが、こちらがカクテルの「ボストンクーラー」の発祥であるという見方も存在します。

さっぱりとした酸味とジンジャーエールの辛味で、一杯目にのどの渇きを潤すのも良いですし、締めくくりに火照った体を冷ますのにも良い一杯となっています。

ぜひお楽しみください。

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