ニューグローブ 10年(NEW GROVE 10 years)

ニューグローブは、アフリカ大陸の右に位置するインド洋に浮かぶ楽園、モーリシャス島で作られているインダストリアルラムです。天国に最も近い島とも称され、作家のマーク・トウェインをして「神はモーリシャスを作り、それをまねて天国を作った」と言わしめています。ニューグローブを生産するグレイズ蒸留所を建設したのは、1742年にモーリシャスに最初の蒸留所を創設したアレル家の子孫であり、モーリシャス最古の蒸留所の系譜を継いでいると言えます。作られるラムはインダストリアルでありながら、発酵は最長32時間継続する、蒸留後の原酒にはノンアルコホーリックパート(純粋なアルコール成分を除いたそれ以外の成分)を1ヘクトリットルあたり200g残るようにするなど、独自の製法を追求しフレーバー豊かなラムに仕上げています。(なおマルティニーク島におけるアグリコールラムのAOC規定においても、ノンアルコホーリックパートを1ヘクトリットルあたり225g以上残さなければならないとされています。)また南国の気候に由来するエンジェルスシェアの多さにも助けられ、熟成年数に比して凝縮感のある厚いボディが評価を得ています。
こちらは現在レギュラースタンダード品で、8年が終売となり、新しくリリースされた10年です。フレンチオーク新樽50%+コニャック古樽50%で構成された、ラインナップ最長熟成品で、非常に強いアロマのパレットを持っており、主にパッションフルーツ、マンゴー、スパイスの素晴らしいバランスが楽しめます。わずかにヨード感、程よい胡椒味、余韻にダージリンティーも感じられ、果実とスパイスの融合が特徴的。マルティニークラムとはキャラクターが異なり、香水のような華やかな香りと良質な樽から生まれる上品でふくよかな甘み、適度に複雑なフィニッシュが心地よい1本です。
カリブ海のラムとは異なる魅惑の味わいを持つモーリシャスラムをこの機会にぜひご体感下さい。

