ルイナール ブラン・ド・ブラン(RUINART BLANC DE BLANCS)

“シャンパーニュの宝石”と呼ばれ、｢シャルドネの芸術｣と称えられる美しいシャンパーニュを生む歴史あるメゾンがルイナールです。

1729年、世界で初めてのシャンパーニュメゾンとして誕生しました。創業者ニコラ・ルイナールの叔父、ドン・ルイナールはベネディクト派の高僧で、シャンパーニュの製法をいち早く研究し、あの｢ドン・ペリニヨン｣を支えた人物としても有名です。その後、研究成果を甥のニコラに伝え、シャンパーニュメゾンが創設されました。

ルイナールのスタイルを象徴するのは、｢白ワインの女王｣とも呼ばれる高貴なブドウ品種、シャルドネ。冷涼な土地で栽培されたシャルドネは、すっきりと上品な味わいになると言われています。ルイナールは、シャンパーニュ地方きっての名産地であるコート・デ・ブラン地区とモンターニュ・ド・ランス地区のブドウを使って造っています。

シャルドネの聖地とも呼ばれるコート・デ・ブランは｢白い丘｣という意味で、石灰質の土壌を持ちミネラルたっぷりで非常に優雅な印象になるシャルドネとして有名です。もう一つ、ピノ・ノワールで有名なモンターニュ・ド・ランス地区のシャルドネは、どっしりと個性的なことで知られ、シャルドネの骨格を感じることができると言われます。コート・デ・ブランの硬質で繊細なシャルドネとモンターニュ・ド・ランスの力強く豊かな膨らみのあるシャルドネ。この2種をアッサンブラージュ(調合・ブレンド)して造られるルイナールのシャンパーニュは｢シャルドネの個性｣を完璧に表現していると讃えられます。

そして熟成は、8㎞にも及ぶ地下深くにある古代ローマ時代の石灰岩でできた石切り場跡｢クレイエル｣で行っています。これはフランスの歴史的建造物にも認定されています。クレイエルの中は温度が安定していて振動がなく、湿度もちょうどいい場所で、シャンパーニュの熟成には最高の環境の中で高い品質のシャンパーニュが生み出されています。

白桃や蜂蜜、ローストしたアーモンドなど甘さのある香りで、優しい口当たりとしなやかな味わいは、とてもバランスが良く長い余韻がエレガントに続きます。是非お楽しみ下さい。