シングルモルト宮城峡 マンサニーリャウッドフィニッシュ(SINGLE MALT MIYAGIKYO MANZANILLA WOOD FINISH)

力強く重厚な「シングルモルト余市」と、華やかでフルーティーな「シングルモルト宮城峡」。日本を代表する2つのシングルモルトウイスキーも、国内外の急激な需要増大で出荷調整を強いられていたニッカウヰスキーですが、2017年には2つのシングルモルトをそれぞれモスカテル樽で後熟した「モスカテルウッドフィニッシュ」を限定発売し、ほぼ1ヶ月で完売。そして2018年も、初めてマンサニーリャ樽で後熟した新しい商品を各4,000本限定で発売しました。

 

酒精強化ワインの樽でウイスキーを貯蔵すると、独特のフルーティーな甘味を含むさまざまな効果が加わります。モスカテルは甘口ですが、マンサニーリャは辛口のドライシェリーです。ニッカウヰスキーの佐久間正チーフブレンダーが、商品化の予定は特に考えず、2015年からさまざまな酒精強化ワインや蒸溜酒の樽で効果を試してきました。ニッカで使用するシェリー樽はオロロソやペドロヒメネスが主体で、フィノタイプのマンサニーリャ樽を使用するのは初めてのチャレンジだったそうです。

 

近年、ウイスキーの熟成に使用されるシェリー樽は、3年ほどシェリーを貯蔵して「シーズニング」したタイプが主流になっています。しかしこのウイスキーでニッカが使用したのは伝統的な「ソレラ樽」です。ソレラはシェリー特有の熟成システムで、上下に積んだ樽を動かさずに中身のお酒を移動させ、品質の一貫性を保つ方法です。

 

ソレラシステムで、50年以上マンサニーリャを熟成したシェリーバットを使用し、樽材はアメリカンホワイトオーク。この希少な樽で、通常の『宮城峡』をさらに18か月間貯蔵したのが今回ご紹介するウイスキーです。

まろやかな甘さとやわらかな苦みが調和した味わいが特徴です。ドライフルーツや、ココナッツ、ミルクチョコレートを思わせる甘い香りに加え、樽由来の少しほろ苦い余韻をお楽しみいただけます。