ラオディ蒸留所は、日本人5人とラオス人1人によって2007年にラオスに創設され、2008年よりアグリコールラムを製造しています。
5つのアジアの他国に囲まれた内陸国のラオスは、世界でも有数のサトウキビ栽培の最適地で、東南アジアからインドにかけてはサトウキビのルーツとも言われています。
尚且つ、チベットを源流として流れる大河メコンのもたらす肥沃な大地の恩恵を受けて無農薬で育てられたさとうきびの一番搾り汁のみを使用して丁寧な手作業でラム作りを行っています。
カリブ海周辺で作られているラム酒とは大きな違いがあります。島国で育ったサトウキビは潮風の影響を受ける為、蒸留後もその香りが残りますが、内陸国であるラオスではメコンの真水で育つのでそういった潮の香りがありません。また一般的にラム酒の蒸留は高温で行うため少し焦げの香りが残りますがラオディ蒸留所では、焦げ臭がつかない減圧蒸留を採用しています。
こういった条件により、ラオディラムの味わいはフルーティーで華やかな香り、口にふくむと柔らかさの中に滋みが広がりサトウキビ本来の個性が存分に感じられます。
地元ラオスの若者たちの手で育てられ収穫されたサトウキビと日本人醸造家の知恵と経験、何よりもメイドインラオスとして誇れる物を造りたいという国境を越えた作り手達の思いが融合した新進気鋭のラム酒です。ぜひお楽しみください。